仮設住宅子ども支援ボランティア(安達運動場)報告

16人のお兄さん、お姉さんたち 仮設住宅子ども支援ボランティア(安達運動場)報告

台風15号が北海道の果てまで通り過ぎた朝。

集合場所の金谷川駅に学生の姿が見えない。「もしや」と思ったら、やっぱり早速集合場所を間違えるトラブル発生。
連絡は密にすべきだった。福島駅まで車で迎えに行くことになる。

3連休中ということもあり、学生のやる気に比して子どもたちの集まり状態がよくなく、人数制限をかけようかとも考えたが、直接支援ができないまでも、参加するだけでも意味があるかと思い、16人の参加。3年生5人、2年生7人、1年生3人。

安達運動場仮設住宅は、旧安達町の高台にあり、近くには安達駅も大型ショッピングセンターもあり、仮設住宅団地としてはかなり利便性がいい方である。
いまだに集会所のような公共施設の建築が行われており、まだまだ生活の安定には至ってない様子である。

子どもたちは若干の出入りがあったが、小学生を中心に13人ほどが参加。
集合場所間違いのために30分遅れのボランティアとなり、挨拶もしないままにそそくさと始まる。自然にテーブルを囲んで、3つのグループに分かれ、次々と道具を使った遊びが繰り広げられる。

カラー粘土、トランプ、ジェンガ、バルーンアート、……。すべてNPOのビーンズ福島で準備していただいた。

はじめに戸惑いを見せていた1,2年生も数分でなれた模様。

途中、福島民報二本松支局、NHK千葉放送局の取材を受ける。最初の方はちまちました遊びに集中していたが、後半はさすがに男の子たちは飽きてしまい、男子学生たちと格闘技を始める。せっかく作ったバルーンアートも次々と踏みつぶされて破裂していく。

4時15分にはみんなで後片付けをして、感想を書いて、あめ玉をもらって終了。

ボランティア活動が終わったところで学生だけでサークルを作り、その日一日の感想を述べ合い、いくつかの重要な指摘もあった。
以前から問題になっていたスペースのことや、学生と子どもの数の比率。自己紹介など最低限の相互理解の必要性……。

今回のボランティアは、すべて3年生がメンバーを組織してくれた。頼もしい限りである。
できれば、登録している90名あまりを5つぐらいのグループにまとめ、それぞれのグループが独立して動けるようになると、かなり理想的になるのではないかと思っている。

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