ビッグパレットふくしま報告(6/12)+ボランティア募集!

子ども?餅つき大会大盛況!

ビッグパレットふくしまでは、5月中は3年生を中心に学習支援ボランティアを週2回実施してきました。
ところが、回を重ねるにつれ参加者が減ってしまい、学習支援だけではなく、子どもの遊びや生活をサポートするボランティア活動へ転換することにしました。中長期的に見ると大規模の避難所生活は6月中旬からすぐ隣の仮設住宅へと移行していくことからも、細くとも長く続く関係を作っていく必要性を感じます。

新生ボランティア活動の第1回は4年生を中心とした「子ども餅つき大会」。餅つきなど未経験の学生たちがこの日のために準備と「練習」を行い、万全の構えで本番に臨みました。

10:00に現地に集合すると、一人の子どもが杵で餅をつく格好をして歩いて行ったことから、これは期待できると思いました。臼と杵を準備し、湯を沸かし、あんこやきなこ、大根おろし、納豆、海苔などを準備して、いるとあっという間に開会予定の10:30に。

あまり人が集まってこないので学生だけで餅つきを始めると、大人、それも高齢者が集まってきます。「杵の使い方が違う!」「餅のコネ方は手伝ってやんなんねな」と、だんだんいい雰囲気が漂ってきました。「杵の使い方はこうだ!」と剣道有段者のお医者さんも餅つきの輪に加わります。さすが昔取った杵柄、と言うか、餅は餅屋というべきか。

子どもたちも数名集まり、「子ども餅つき大会」の本番が始まりました。一臼つき終えた頃から、避難者の列ができはじめ、最後の餅をついている頃には60人もの行列ができてしまいました。「餅つきはビッグパレットふくしまでは初めてだから、すごい人気なんだ。」と言っています。

はじめの方の人たちにはほしいだけ餅をあげたのですが、あっという間に餅は残り少なくなり、「すみません、餅はお一人1個ということで」とお願いしましたが、それでも間もなくなくなってしまいました。
3時間を予定していたのですが、1時間ですべて品切れ。「もう終わりですか。餅がなければあんこだけでも下さい」「大根おろしだけでも下さい」という方も。

のんびりと、ゆっくりと子どもたちと餅でもこねて、余った餅は自分たちのお昼ご飯になるかな、と思っていたのですがとてつもない方向へ。「すみません。今日はこれで終わりです。また来ますので。」ということで次回もまた餅つきをすることになってしまいました。

手伝ってくださった避難者の方が「先生、すまねえなあ。うちは農家なのでうちに帰れればいくらでも餅米あんのに。前までは、一日に何升も餅つきやったもんだ。」としみじみと語ってくれました。

当初の目的とはかなりずれたボランティア活動となってしまいましたが、避難者の方々に喜んでいただけたのが何よりでした。

次回6月25日(土)は子どもたちを集める作戦を立てて臨みたいと思います。

 なお、このビッグパレットでの長期的ボランティアは3年生以下のボランティアを募集しています。問い合わせ、参加希望の方は三浦miura@educ.fukushima-u.ac.jp)まで、連絡を下さい。

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