あづま総合体育館ボランティア学生の感想(6/ 3)

成長する「子どもたちを見守る眼」

6月3日(金)あづま総合体育館ボランティアの感想です。

<S小学校の教頭先生にお会いしました>

6月3日(金)、勉強する子どもたちは落ち着いていました。
S小学校の教頭先生がいらしてたので、お話することができました。S小学校の先生方が交代で様子を見に来ていらっしゃることを知り、ホッとしました。今まで、S小学校の先生方や保護者、あづま体育館で暮らしている大人たちの情報が無かったので、子どもたちがどのようにケアされているのか、わかりませんでした。教頭先生が、「教師の前では本音を出さないし、体育館では言いづらいこともあるでしょうから、是非小学校で子どもたちの様子を聞きたい」と言われました。
教頭先生にお会いできたのは大きな収穫でした。

<新聞記者と子ども>

産経新聞の記者さんが子どもたちに好きなこと書いてと、ノートにサインペンで記入してもらっていました。
のぞいてみると、小学校2年生くらいの2人の女の子が「早く原町区に帰りたい」「パパに会いたい」と書いていました。
その記者さんは、中越地震の時に福大生のボランティアが活躍したことを紹介した方だそうです。

<子どもとの会話>

ゲームをしている子も、ローラー靴で遊んでいる子も、声をかければすぐ仲良くなってくれます。子どもの適応能力はすごいと思います。学校、先生、宿題、クラブ活動、遊び、スポーツ、やりたいこと、欲しいものなどを話題にすると、いろいろ話してくれます。
身分証明書をぶらさげているので、“変なおばさん”にならずにすんでいるようです。

<その他>

幼稚園の女の子が2人、大きな冷えピタをおでこに貼っていました。「どうしたの?」と聞くと、「熱があるの」と返事。帰り際、冷えピタを剥がしているのを見て「うさぎ組さん、熱下がったの?」と聞くと、お母さんが慌てて「おでこに貼って遊んでいたんですよ」と説明してくれました。

以下、学生たちの感想文です。経験を重ねるにつれ、発見することが進化し、子どもたちを観察したり待つ力がついていくようです。また、参加する日が早目にわかるとありがたいという感想がありました。

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子どもたちは話に聞いていた様子よりとても落ち着いていると思いました。私が勉強を見ていた2年生の男の子は、勉強をやってから~しようね。と言うと、集中して勉強していました。勉強の後、ガムテープゴマ作りをしました。とても楽しそうな様子でした。以前からコマには親しみがあったようで、器用に回していました。やはり子どもたちと少しでも早くつながるには遊びが欠かせないのだと思います。もっと、遊び相手になれる時間が欲しいと思いました。

別れ際に、「また今度違うコマも教えてあげるね」というと、「いつくるかわかんないじゃん」と少し寂しそうに言われました。「今度はいついつ来るね」と別れるときに言えたら、子どもたちはもっと安心して心を開いてくれるんじゃないかと思います。以前あづまに行った時も「次いつ来るの?」と聞かれました。次くらいの予定が分かるようにできたらありがたいです。

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子どもが少なく一人一人対応できたからか、落ち着いていて宿題などに一生懸命取り組んでいて、私たちも対応しやすかったです。

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今回もきてくれた子は少なかったですが、みんな落ち着いて勉強できる環境でよかったです。
以前からきてる子も多くきていて、すんなり溶け込んで勉強を教えられました。
子どもたちは勉強に興味を持ってやる気になると、どんどん自分で進めていくため、子どもの興味・関心はすごいものだと感じました。
そのため、学習ボランティアとして、子どもたちに興味を持たせることが大事であり、また、子どもたちが勉強をやる気になるまで待つことも大切だと思いました。子どもたちが勉強をやらなかったり、途中でやめてしまうのは、他のことに興味が向いているためと考えるので、子どもたちの話しを聞いてあげるのが一番大切なことだと感じました。,/p>

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先日は問題行動もあまりなく、比較的おとなしく勉強に取り組んでいたように思います。最初に担当した女の子は、初めは隣の子と話したりふざけたりしていましたが、一度宿題を始めると集中を切らさずに取り組んでいました。

次に担当した男の子は一人で黙々と宿題をしていました。勉強がひと段落ついた頃話しかけてみると、学校の話やクラブ活動の話をたくさん聞かせてくれました。遊びたい時は遊ぶ、勉強する時は勉強するという、メリハリができている子どもたちだなという印象を受けました。

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