はやくげんぱつなおせ!
ビッグパレットふくしまでの餅つきで、子どもたちに七夕飾りの短冊を書いてもらいました。
「ままにけいたいをかってあげる」
「みんなでりょこうにいきたいです。」
「はやくげんぱつなおせ!」
「I WANT TO GO HOME(母親が外国人)」などが見えます。
「とんとんを10かいやってできあがって」というのは餅つきのことです。
【学生の感想】
今回私は子ども達を餅つきの会場まで呼ぶこと、子ども達に短冊を書いてもらうことを任された。
他のボランティアよりも子どもと触れ合う時間が長かった私は、子ども達の攻撃性と無気力さ、そして内に秘めた思いを少しだけ感じることができたのではないかと思う。
短冊を書いてもらうようお願いしたが、初めは「書きたくない。」と言う子どもが多かった。しかし話をしていくことで「書いてもいいよ。」と言ってくれることを嬉しく思った。
書いてもらった内容の中には「家に帰りたい。」「原発を早く直せ!」というものがあり、子ども達の真の気持ちというものが垣間見ることができた。
この短冊に書かれた願い事を見てもその願いを叶えることができないが、今回の震災で自分が子ど も達にできることは何なのかを改めて考えるきっかけとなるボランティアだった。
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今回餅つきを行ったのですが、私は子どもの呼び込みと短冊に願い事を書いてもらうことを中心に活動したので、キッズコーナーで見た子どもの様子などを見て感じたことを書きます。
キッズコーナーにいる子どもたちに「餅つきやろう!」と声をかけてついてきてくれるのか不安でした。しかし、いざキッズコーナーに行って声をかけてみると子どもたちはすんなり「やるー!!」とついてきてくれたので拍子抜けしてしまいました。中には腕に絡みついてくる子どももいて、思っていたイメージと全く違った様子に驚きました。
餅つきも楽しそうに行っていたし(子どもたちはパワーが有り余っているのかやり足りなそうな子も何人かいました。)、自分でついたお餅は格別なようで、キッズコーナーに戻って「おいしい」とにこにこしながら食べている子を多く目にし、餅つきをやってよかったと心から思いました。
ですが、気になったのは小学校中学年・高学年の子たちはあまりいなかったことです。キッズコーナーにもいなかったし、有名人の炊き出しの場にもあまりいなかったような気がします。どこで何をして過ごしているのかとても気になりました。
キッズコーナーにいる子に短冊に願い事を書いてもらったのですが、願い事は「○○が欲しい」といった内容ではなく、「○○町に戻りたい」、「原発を直して」といった子どもたちの切実な願いでした。短冊を書きながら「戻れたらたくさんみんなと遊びたいなぁ」と笑顔で話してくる子どもを見るとなんて声をかければいいのかわからない自分がいました。
子どもは子どもなりに現実を受け止めているんだなと思いました。
子どもと関わる時間が長い時間ではなかったので、もっと多くの子と話したり遊んだりしたかったなと思うと同時に、今回は餅つきにほとんど関わることができなかったのでみんなには申し訳なかったです。
2011年6月30日