終わりに近づいてきました
あづま総合体育館で生活している方たちは500人を切りました。
仕事のために現地に留まっている人もいるので、実員はさらに少ないそうです。
今回の話題で、よかったことはプールの使用が再開されたこと、問題点は学習環境が依然として改善されず、暗くてうるさいことでした。暑さも加わって条件はよくないのですが、子どもたちは楽しそうでした。ダンボールで囲まれた“家”には机がないのですから、学習スペースがあるだけでもましだということかもしれません。
レストランが再開された(朝食のみ)ために1階に移ったのですが、通路として邪魔ならば、朝食の時だけ窓側に寄せればいいのに。レストランの前の通路は明るく静かで、だ〜れもいませんでした。
いつも勉強しにくる男の子のお母さんの話では、7月いっぱいで閉鎖されるうわさは耳にしているけれど、直接は言われてないそうです。
「7/23以降、日本教職員組合のボランティアが4人で4日間連続の学習支援に入るそうです。
人が入れ替わりで4日間連続を6回ほど予定していますので、夏休み中ずっと入るようです。それも、午前と午後それぞれ2時間くらいの学習支援が中心です」とのことなので、福大のあづま総合体育館での支援は今週7月15日が最後となる予定です。
【学生の感想】
今日は始めはいつも来ている子を見ていました。
勉強も真面目に取り組む子なので、話をしながら落ち着いて勉強をしていました。
次は勉強道具を持ってこない子を見ていたんですが、年齢を見ながら、遊んだり、ゲーム感覚で勉強に取り組ませていった方がよかったかなと思いました。
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最初は5歳と4年生の女の子(Sちゃん)が水の塗り絵で遊んでいるのを見ていました。何となくSちゃんから嫌がられている様な空気を感じつつ、少しだけ話しかけていました。ずっとSちゃんと関わっていましたが、最後までツンとした態度は変わりませんでした。でも、その後、あやとりで遊んで、とても楽しそうな笑顔が見られし一緒にやれたので良かったです。
そのあやとりのひもですが、行きの車内で物をあげるのは良くないと言われていたのに、あげてきてしまいました。あまりにも楽しんでくれたので、ダメだと言えませんでした。今日の反省点です。
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今回私が印象に残ったのはやはり最後に学習スペースに来たYちゃんのことです。
最初は私たちが帰らないようわがままを言っているだけかとも思いましたが、宿題を終わらせないと帰れないという言葉から少し追い詰められている感じを受けました。
家族のことは詳しくは聞かなかったのですが、もしかしたらお家の方は震災で学習が遅れた分を心配しているからかもしれないし、お家の方自身も震災で疲れていると思います。家庭で子ども達が以前のように安心して過ごせるような環境がいち早く整えばいいのにと思いました。
2011年7月8日