日曜子どもキャンパス(2/12)

参加者は少なかったけれど

これまで、第2期は9月以来、ずっと仮設住宅で活動を行ってきました。その数、延べ実施回数は110回に上り、延べ400人の学生が900人もの子どもたちを支援してきました。

仮設住宅で行うことにより、仮設に暮らす方々の生活も知ることができ、たいへん有意義なボランティア活動ということができます。
しかしその一方で、仮設の集会所だと、広さや使用条件からできることが限られており、また、2人の学生で行ったら10人以上の子どもたちがいたり、逆に3人で行ったらたった1人の子ども、と言ったこともよくあります。

これを大学に集中させれば、もっと活動の範囲も広がるし、学生のちからをより有効に使えるのではないかと、ずっと考えてきました。

2月当初に大学の定例記者会見で発表したところ、これまでにないマスコミからの反応が返ってきました。かなりの数の取材申し込みがあったのです。

ところが、「中学3年生の受験応援」と題したチラシが、どうもニーズに合わなかったのか、開催二日前まで参加希望者は「ゼロ」ということで、実施するかどうか厳しい判断に迫られました。

そうしたところ、安達運動場の中学生の参加申し込みがあり、続いて小学生も行きたいという声が届きました。人数の関係で、マスコミの取材はご遠慮いただきましたが、予定通り実施という運びとなりました。
実は学生も15名、教員は10名体制で固めていたのですが、子どもの数に応じてこれを減らしました。

当日午前中は小学生の子どもたちも熱心に勉強をし、午後はお絵かきやら、消しゴム粘土作り、そしてホットケーキを焼いたりと、大学キャンパスならではの活動を行うことができました。
子どもたちは大満足で、帰り際に、中学生の女の子達が「とても楽しく勉強できたので、来週は友達も誘って参加したい」という、ありがたい言葉をもらいました。

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