大学院

現職教員・社会人の方へ

子どもや学校を取り巻く環境が大きく変わるなか、現場の教員には高い実践力と専門性が求められています。現場教員も、大学院で研究力をみがくことが、いまや世界的な流れとなりつつあります。あなたも大学院で学び、実践を変えてみませんか。

現職の先生方にとって、大学院とは

自由な研究環境における追究の場です。

大学院における研究は、学問の自由にもとづいて追究することができ、何ら制限を受けることはありません。時間や空間に束縛されることなく、整った研究環境で存分に学ぶことができます。

専門を深め、発展させ、広い視野を得る場です。

通常の自己研修だけでは得ることのできない、深い専門性を得ることができます。さらに、多くの学問分野にアプローチすることで広い教養を得ることができます。

実践を振り返り、自らの視点を確認する場です。

学校現場から距離をとることにより、自らの実践を深く問い直すことができます。また多くの実践に触れることにより、自らの教育実践への視点を形成することができます。

大学院に通う教員同士が広範に交流する場です。

多くの現職院生との交流により、自らの研究に限定されず、幅広く学び合うことができます。教育実践や教育理念について本気で語り合い、多視点的に教育を考えることができるようになります。

入学するには

現職教員の方は、一般の入学試験を受ける以外に、次のような方法で、本研究科に入学することができます。

福島県教育委員会の推薦を受け、県派遣院生となること

福島県教育委員会には長期研修制度があり、研修枠への推薦を受け、入学試験に合格すると2年間、職場を離れて大学院での研究生活をおくることができます。2年間フルにキャンパスで学べるのは全国でも数大学です。

昼夜間開講の専攻への入学

現在、学校臨床心理専攻では授業を昼夜開講制を行っており、在職のまま大学院生となり、学んだり、研究を行ったりすることができます。

自主研修をおこなう

国の定めた「大学院就学休業制度」により、所属長の許可をもらって休職のうえ、大学院生となる道もあります。

大学院修了現職教員の声

  • 専門的な視点に立って授業づくりが行えるようになった。
  • 日常の指導や実践において、「なぜ、何」といった疑問を持つようになり、より深く子どもを見るようになった。
  • 多面的に見る、論理的に考える習慣が身に付いた。
  • 人間理解、後輩教師指導などで役に立っている。
  • 指導の先生や院生同士のネットワークが、その後の教員生活にプラスになっている。