お知らせ

プロジェクト実践研究展示会「書であらわす『論語』の心・感じる論語展」の開催【8月31日(木)~9月3日(日)】

「感じる論語展」開催告知チラシ(PDF形式:646KB)

 「感じる論語展」は、福島大学大学院人間発達文化研究科地域文化創造専攻の大学院生 渡邉啓子による『論語』の研究成果発表展示会です。今から約2500年前の『論語』の章句を、孔子が生きた時代の古代文字から現代の書体までの書道作品として展示します。大学院での研究成果を充実した「作品解説」や現代語訳に盛り込み、単なる書道展との違いを明らかにした展示会となります。


○会 期 8月31日(木)~9月3日(日) 午前10時~午後5時(最終日は午後4時終了)
○会 場 コラッセふくしま(福島市三河南町1-20)5階プレゼンテーションスペース
○入場料 無 料
○後 援 福島民報社、福島民友新聞社、読売新聞東京本社福島支局、
芳鶴書道会、福島大学漢文学研究室


 福島大学大学院での「プロジェクト実践研究」とは、研究テーマに即したプロジェクトの準備・実践活動をおこない、その報告書を作成し学位を取得するという研究方法です。

 福島大学大学院 人間発達文化研究科教授で漢字・漢文学の講座を担当する澁澤尚のもとで研究をおこなってきた渡邉は、長年、書道教室を主宰しつつ指導も続けている書の世界と『論語』の思想とを結びつけた研究をおこない、この度、「実践編」としてその研究成果を発表する展示会を開催するに至りました。作品は屏風から色紙まで大小25点、書体は漢字の始まりとなった甲骨文字、青銅器に鋳込まれた文字である金文、篆書、隷書、楷書、行書、草書、仮名、そして篆刻作品(印鑑)です。

 本展示会の目的は、漢字で書かれた古くさいお説教という思いこみから近寄りがたいと思われがちな『論語』を、書作品にして展示会を開催するという実践的研究を通して孔子の教えを視覚的に訴えることで『論語』を身近に感じてもらうこと、また、昨今、親や我が子を互いに殺めるといった痛ましいニュースを耳にすることや混沌・不安の現代社会にあって、『論語』の徳目の中でも「仁」や「孝」に関する章句を中心とした作品を展示することで、現代人が忘れかけている「親孝行」や「思いやりの心」など大切なものを少しでも説得力をもって感じてもらうことを目的としています。さらには漢字という文字の変遷や、書道文化にも興味をもってもらうことができればと考えるものであります。